JOURNAL

面白い現場。

人によって「面白い現場」には差があると思います。

例えば、「スピードだけは誰にも負けないよ」っていう人は一日に100mとか200mを貼り終えることのできる現場、すなわち貼りやすい材料に貼りやすい部屋の形が面白い現場となることが多いようです。
僕も若いころは確かにそういう時もありましたが、40歳を超えると体力的に多くの数量を貼ることが難しくなってきたのと、何より真っ白の壁紙をひたすら貼るのも飽きてきたのが本音です。

近年の僕の「面白い現場」というのはややこしい材料の施工です。
それはなぜかというと、施工難易度の高さももちろんありますが、施工が終わってお客さんの反応が好きだからです。
白の壁紙の時とは比べようのない喜び方をされるので、それが好きです。

 

 

 

 

2016-07-07 15.33.55例えば、金箔の壁紙。
とあるお寺の改装ですが、「やっぱり本物の金は輝きが違うなぁ」と喜ばれてました。

 

 

 

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これは、ある博物館の期間限定の展示物。
柄合わせに苦労しましたが、「すごい!柄のくるいがない!」と喜ばれてました。

 

 

 

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これはある列車の内装です。
お得意のエクセーヌ貼りです。こちらも「さすが!」と言ってもらえました。

 

 

 

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これは某中華料理屋さんの内装。
デジタル印刷された塩ビシート貼りでしたが、元請けさんやお施主さんも大喜びでした。
こちらは施工は本職のシート屋さんに任せて、現場ではひたすら雑用してお手伝いしました。

 

 

というように、ややこしい現場が最近の「面白い現場」です。

 

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